ブラック企業その①続き 個人宅配(ピッキング続き)
私を誘った人は最初、「営業の上司になってほしい。ピッキングや配達はやらなくてもいい」という風に言いました。
私は正直、食品には興味はあったけれど、ピッキングはやったことなかったし、配達も経験がなかったので、その条件で了承しました。
ところが…。
初日、デスクも何も与えられず、いきなりピッキング会場に放り込まれました。
そして、謎の暗号「あ」とか「か」とか、言われて、とにかく豆腐やら牛乳やらを棚から持ってくるわけです。しかも、初めて見るものばかり。
え?
え?
えええ?
何すれば良いの?
よく分からぬまま、とにかくA5の紙を取ってその紙に書かれたモノを取って、大小の発泡スチロールに入れていきます。
人生の中で、あれだけ発泡スチロールに触ったことはありませんw
まあ、現場では発泡スチロールとは言いません。発砲と言います。いや、発泡ですね。
素手で触るとですね、あれは指の脂を吸い取るんで、指がカサカサになります。
そんな状況で、疑問に思う間もなく、ひたすらピッキングしていきました。